JBLニュース(日本バックギャモン協会の会報誌)に寄稿した。
昔からまとめたいと思っていた3手目ノートである。
私は初手64から始まる3手目を全て覚えたことがある。その時に発見した面白いポジションなどを
4ページ14ポジションに渡って紹介している。
マニアックだが、難しい話ではないので面白く読めると思う。
せっかくなので半ページだけ抜粋してこちらのブログにも載せる。
~以下抜粋~
Position 12
is Player 2
score: 0
pip: 161 Unlimited Game
Jacoby Beaver pip: 164
score: 0
is Player 1 XGID=-b----E-CA--dD---cae----AA:0:0:1:31:0:0:3:0:6
to play 31
64S-51H-31。正解は24pにエンターするBar/24 13/10で、他の手は0.04以上の差がある。これまで散々24pにエンターするのを嫌がっていたのに、なぜここでは24pが正解になるのだろうか?(しかも黒は次にバーを作りそうではないか) ここでは選択肢をBar/21 と Bar/24 13/10の2つに絞って比較してみよう。すると、この2択は次の参考図の2択と同じであることが分かる。
参考図
is Player 2
score: 0
pip: 161 Unlimited Game
Jacoby Beaver pip: 167
score: 0
is Player 1 XGID=-b----E-C---dE---cae----B-:0:0:1:34:0:0:3:0:6
to play 34
参考図から24/21 13/9と進めるか、13/10 13/9と進めるかの2択は、P12でBar/21と進めるかBar/24 13/10と進めるかと全く同じである。お気づきと思うが、参考図は白が初形、黒は初形から6で13/7と動かしただけの局面である。もし、どちらも初形なら初手43はスプリットでもツーダウンでも大差がない。では、黒に6を与えた参考図ではなぜ13/10 13/9の方が0.04も優るのだろうか。実は初形に比べてツーダウンを支持する要素がたくさんあるのだ。
1)白が参考図でスプリットすると、初形と比べてポイントオンされる確率が増えている。
2)白がスプリットして攻撃されると、黒の攻め駒は初形より1枚多い。
3)この局面でツーダウンして、その駒をヒットされてもオンザバーからAny6でリターンヒットがある。(初形にはなかった)
たった6ピップ進んだだけでこれほどの違いがあるとは驚きだ。P12で、出目が31ではなく21や41、51でもBar/24 13/XXが正解になる。
~抜粋終わり~
興味のある人はJBLの会員になって購読してください。今号は望月、景山充人プロ、中村慶行、野口翔平などそうそうたるメンバーが執筆しています。会員になるのはこちらからどうぞ。
(余談ですが、上のリンクにあるJBLニュースのサンプルはスゴイ充実している号です。こちらは全文よめるようです)
昔からまとめたいと思っていた3手目ノートである。
私は初手64から始まる3手目を全て覚えたことがある。その時に発見した面白いポジションなどを
4ページ14ポジションに渡って紹介している。
マニアックだが、難しい話ではないので面白く読めると思う。
せっかくなので半ページだけ抜粋してこちらのブログにも載せる。
~以下抜粋~
Position 12

score: 0
pip: 161 Unlimited Game
Jacoby Beaver pip: 164
score: 0


eXtreme Gammon Version: 2.12.201.pre-release
64S-51H-31。正解は24pにエンターするBar/24 13/10で、他の手は0.04以上の差がある。これまで散々24pにエンターするのを嫌がっていたのに、なぜここでは24pが正解になるのだろうか?(しかも黒は次にバーを作りそうではないか) ここでは選択肢をBar/21 と Bar/24 13/10の2つに絞って比較してみよう。すると、この2択は次の参考図の2択と同じであることが分かる。
参考図

score: 0
pip: 161 Unlimited Game
Jacoby Beaver pip: 167
score: 0


eXtreme Gammon Version: 2.12.201.pre-release
参考図から24/21 13/9と進めるか、13/10 13/9と進めるかの2択は、P12でBar/21と進めるかBar/24 13/10と進めるかと全く同じである。お気づきと思うが、参考図は白が初形、黒は初形から6で13/7と動かしただけの局面である。もし、どちらも初形なら初手43はスプリットでもツーダウンでも大差がない。では、黒に6を与えた参考図ではなぜ13/10 13/9の方が0.04も優るのだろうか。実は初形に比べてツーダウンを支持する要素がたくさんあるのだ。
1)白が参考図でスプリットすると、初形と比べてポイントオンされる確率が増えている。
2)白がスプリットして攻撃されると、黒の攻め駒は初形より1枚多い。
3)この局面でツーダウンして、その駒をヒットされてもオンザバーからAny6でリターンヒットがある。(初形にはなかった)
たった6ピップ進んだだけでこれほどの違いがあるとは驚きだ。P12で、出目が31ではなく21や41、51でもBar/24 13/XXが正解になる。
~抜粋終わり~
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(余談ですが、上のリンクにあるJBLニュースのサンプルはスゴイ充実している号です。こちらは全文よめるようです)