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Channel: Mochy's Backgammon Today
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2014の大会を結果で振り返る

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Las Vegas Openも終わったので、今年一年の大会を結果で振り返ってみました。

優勝したもの
1) 2nd TEXAS BACKGAMMON CHAMPIONSHIPS
Championship (72) Main 1st
Dual-Duel (8) 1st
Masters (32) 3rd

2014で一番思い出深い大会でした。メインとDual-Duelで優勝、マスターズで3位と大活躍できたことが一番だけど、他にもいろいろとありました。

・大会の最中に弟が死んだことをしらされたこと。長い事闘ってたので、そんな日が来ることは
分かっていたのに全く信じられなかった。でも、この事は全く自分の試合に影響を及ぼさなかったと断言できる。
感情を持ち込まないことが習慣づけられているからだけど、そういう風に訓練されている自分が嫌だ。
バックギャモンプレイヤーは悪い意味で非人間的だと思う。

・3つのイベントで優勝する可能性があった。そんなことは今後おきないだろうって思って、どうしても3つのイベントで
優勝したかったけどダメだった。マスターズの準決勝は明らかにパフォーマンスが落ちていた。

・3つのイベント、検定、採点、レクチャー(Philのクイズコンテスト)の全てに参加し、疲労がピークに達して
夕飯にもいけなかった。今でも自分が何試合したのかわからない。多分15試合?
自分のスタイルで試合数が多くなると体をアブユーズしているとしか言えない。

2) 39th BACKGAMMON WORLD CHAMPIONSHIP
Super Jackpot (16) 1st

メインは矢澤亜希子さんに準決勝に負けたのが全て。お互いの最高に近いパフォーマンスを引き出せたことはプレイヤーとして
は嬉しいけど、勝負としては失敗。ただ、これは相手が良かったと思う。いろいろ罠は仕掛けたけど、ことごとく逃げられた。
ただ、Super Jackpotを優勝できたのは大きく、バランスは取れていた。

3) 3rd MUNICH BACKGAMMON OPEN / 2013 GRAND FINALE EBGT VII
Championship (25) 1st

ミュンヘンは素晴らしい街でした。大会は小さかったけど、多分来年も行きます。

4) 第1回 沖縄オープン
マスターズ (24) 1st

沖縄も良い街だったな。物価も安かったし、気候は当然最高だったし。ご飯もおいしかった。
日本の大会で勝てるのは嬉しい。年16回も大会に出ているのに日本では2回しか出ていないし。。。

5) 第20期 名人戦
優勝

名人、盤聖は日本のタイトルの中で一番とるのが難しくて実力差が反映されると思う。
それを優勝できたのは本当にうれしい。

6) Athens Open
Doubles (9) 1st

これは勝利に含むのが恥ずかしいほど小さいイベントだけど、妻と出て優勝できたのは嬉しい。

7) LAS VEGAS OPEN BACKGAMMON TOURNAMENT
Championship (88+34) Consolation 3rd
Doubles (22) 1st

矢澤亜希子氏の優勝に隠れてしまったけど、最低限の仕事はしました。ダブルスは野口翔平君と参加して優勝。
僕がプレイできなかったときに2連勝してくれた彼に感謝したい。

入賞したもの
1) 7th NEW YORK METROPOLITAN BACKGAMMON OPEN
Championship (51+13 rebuys) Consolation 3rd
Masters (32) 3rd

New Yorkの大会も素晴らしかった。ロケーションもよく、観光とセットで楽しむのには
最高の大会だと思う。

2) 3rd CANNES SUMMER BACKGAMMON CUP
Championship (16) 3rd

3) 第20期 盤聖戦
3位

良い時の田中準一さんを引き出してしまった感じ。モナコの準決勝と良い、僕は相手を良い状態に持っていくのが
うまいみたいで、これはプレイヤーとしては嬉しいけど、勝負師としては最悪。
プレイヤーになりたいか、勝負師になりたいかは半々ぐらいですが。

チーム戦で勝ったもの
1) 26th NORDIC BACKGAMMON OPEN
WORLD TEAM VS. DENMARK (2) 1st

World Teamのキャプテンとして仕事ができたとホっとしています。


2) UK BACKGAMMON OPEN
UK/JAPAN TEAM CHALLENGE (2) 1st

格下のイギリスに負けるわけにはいかなかったので、これまたホッとしています。

結果が出なかったもの
1) NORTH CYPRUS OPEN BACKGAMMON CHAMPIONSHIP

2) 21st Ouisen

3) BACKGAMMON LONDON OPEN 2014

4) 34th CHICAGO OPEN & 2ND WORLD BACKGAMMON TOURNAMENT OF CHAMPIONS

5) 8th GOGI BUKIA MEMORIAL BACKGAMMON CHAMPIONSHIP

6) 2nd MERIT OPEN INTERNATIONAL BACKGAMMON CHAMPIONSHIP

結局18個の大会に参加して、10個入賞した感じですね。大きい大会(64+)の優勝が1個しかないのが不満だけど、ゲームの性質上これ以上は望みすぎかもしれない。


3手目ノート 64S

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JBLニュース(日本バックギャモン協会の会報誌)に寄稿した。

昔からまとめたいと思っていた3手目ノートである。
私は初手64から始まる3手目を全て覚えたことがある。その時に発見した面白いポジションなどを
4ページ14ポジションに渡って紹介している。

マニアックだが、難しい話ではないので面白く読めると思う。
せっかくなので半ページだけ抜粋してこちらのブログにも載せる。

~以下抜粋~
Position 12

is Player 2

score: 0
pip: 161 Unlimited Game
Jacoby Beaver pip: 164
score: 0

is Player 1 XGID=-b----E-CA--dD---cae----AA:0:0:1:31:0:0:3:0:6 to play 31

eXtreme Gammon Version: 2.12.201.pre-release


64S-51H-31。正解は24pにエンターするBar/24 13/10で、他の手は0.04以上の差がある。これまで散々24pにエンターするのを嫌がっていたのに、なぜここでは24pが正解になるのだろうか?(しかも黒は次にバーを作りそうではないか) ここでは選択肢をBar/21 と Bar/24 13/10の2つに絞って比較してみよう。すると、この2択は次の参考図の2択と同じであることが分かる。

参考図

is Player 2

score: 0
pip: 161 Unlimited Game
Jacoby Beaver pip: 167
score: 0

is Player 1 XGID=-b----E-C---dE---cae----B-:0:0:1:34:0:0:3:0:6 to play 34

eXtreme Gammon Version: 2.12.201.pre-release


参考図から24/21 13/9と進めるか、13/10 13/9と進めるかの2択は、P12でBar/21と進めるかBar/24 13/10と進めるかと全く同じである。お気づきと思うが、参考図は白が初形、黒は初形から6で13/7と動かしただけの局面である。もし、どちらも初形なら初手43はスプリットでもツーダウンでも大差がない。では、黒に6を与えた参考図ではなぜ13/10 13/9の方が0.04も優るのだろうか。実は初形に比べてツーダウンを支持する要素がたくさんあるのだ。
1)白が参考図でスプリットすると、初形と比べてポイントオンされる確率が増えている。
2)白がスプリットして攻撃されると、黒の攻め駒は初形より1枚多い。
3)この局面でツーダウンして、その駒をヒットされてもオンザバーからAny6でリターンヒットがある。(初形にはなかった)
たった6ピップ進んだだけでこれほどの違いがあるとは驚きだ。P12で、出目が31ではなく21や41、51でもBar/24 13/XXが正解になる。
~抜粋終わり~

興味のある人はJBLの会員になって購読してください。今号は望月、景山充人プロ、中村慶行、野口翔平などそうそうたるメンバーが執筆しています。会員になるのはこちらからどうぞ
(余談ですが、上のリンクにあるJBLニュースのサンプルはスゴイ充実している号です。こちらは全文よめるようです)

PR4.0クラブ、西川清一さんがメンバー入りしました。

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西川清一さんがPR4.0クラブの新たなメンバーとなりました。最終PRは3.45でした。

1, 2013/12 盤聖ベスト8 対 望月正行 11p X
2, 2013/12 盤聖ベスト8 対 望月正行 11p X
3, 2014/2   対 渡辺裕也 7p X
4, 2014/3 大阪オープン L32 対 中村慶行 11p O
5, 2014/3 大阪オープン L16 対 石井めぐみ 11p X
6, 2014/3 大阪オープンコンソレ L32 対 所村正晴 9p O
7, 2014/3 大阪オープンコンソレ L8 対 矢澤広伸  9p X
8, 2014/3 大阪オープン SJP L4 対 矢澤亜希子 9p X
9, 2014/6 名人ベスト8 対 中村慶行 25p X
10, 2014/10  選手権ベスト32 対 Matt Cohn-Geier 15p X
*上記の数字と写真の数字はちょうど順番が逆になります。1番の試合が10番のPRになります。

西川清一さんは名人2期、王位1期、日本選手権3期と数多くの日本タイトルを制した強豪ですが、今回のメンバー入りでその実力を改めて証明したことになります。

おめでとうございます。

棋譜はこちらのポストにUPします。

Backgammon Masters Awarding Body (BMAB)について

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Backgammon Masters Awarding Body (BMAB)という組織が昨年末に整備されて立ち上がりました。私はその組織のプレジデントを務めています。景山充人氏は副プレジデントになります。

この組織はプレイヤーのライブの棋譜を集め、コンピューターによって解析し、その平均エラーレート(=PR)によってタイトルを与えることを目的としています。Websiteも近日公開されますが、現在のところはこのPDFに詳しく書いてあります。(すでに一部変更された所もありますが)
https://dl.dropboxusercontent.com/u/2384719/BMAB/BMS%20Group%20Structure01.pdf

重要なことをまとめますと
・BMABは棋譜をプレイヤーや対象トーナメントのディレクターから集めて、管理する。
・プレイヤーはその平均PRとEXPによってタイトルが与えられる。
・コンピューター解析の設定はeXtreme GammonのWorld Classとする。
・対象棋譜は全て5pマッチ以上とする。また5pマッチは全体の25%を超えてはいけない。
・対象棋譜は全てクロックが付いたリアル対戦のマッチとする。
・対象棋譜はBMABが認めた大会(BMS)の棋譜か、シリアスな試合の棋譜とする。
・プレイヤーは棋譜を登録し続けることによって上のタイトル(Proficiency Level)を狙える。
300exp以上試合しているプレイヤーは直近300expの結果によって計られる。
・タイトルは失われない。

PRともらえるタイトルの一覧表


表のPR Targetというのが目標PRです。EP Targetというのが必要なEXPになります。(EXP = プレイしたマッチレングスの合計)
例えば100EXPプレイしてPRが6点なら、MasterのClass 3をもらえます。M3というタイトルになります。
現在のPR4.0のメンバーは全員、最低でもGrand MasterのClass 3 (=G3)からのスタートになります。

PR6.5以下のプレイヤーはタイトルではなく、下表のProficiency Levelがもらえます。これは日本語に訳すと習熟度認定、とか
認定証とかでしょか。BMABは強い人だけではなく、PR16点の人から習熟度認定をしているので、どのレベルのプレイヤーにも楽しみがあると言えます。

M1-M3とG3に限ってはFast Track Optionというものがあります。上表の右部分ですね。
これはExpが少なくても良い代わりに、より厳しいPRを達成する必要があるというものです。たとえば65EXPであっても
3.5以下のPRを達成すればG3のタイトルがもらえます。(本来なら4.0以下のPRでよい)

また、下表のindividual applicationというのは、個人が自分で棋譜を録画して棋譜を提出した場合の話です。
BMAB傘下のトーナメントに参加するよりも少し多くEXPが必要になります。

1月12日(月・祝)の赤坂例会ではこのBMAB傘下のトーナメント、BMSトーナメントを開催します。
http://www.backgammon.gr.jp/EventSchedule/calendar/calendar.cgi?action=memo&yy=2015&mm=1&dd=12&id=9963
7pマッチを5試合しかプレイしないので、このトーナメントが終わってもタイトルをもらえる人はいないのですが、このBMSは定期的に開催していく予定ですので、2回プレイすれば65EXPを超えてタイトルをもらう事ができるようになります。
まだ参加者を募集しておりますので、ご希望の方はご連絡ください。

余談ですが、このBMABのCEOのRick JanowskiはバックギャモンのBOTに大きな影響を与えたLive Cube Equityという考え方を
確立した人です。この人がいなければ、Botは今よりはるかに弱かったでしょう。

海外トーナメントに参加するのにはいくらかかるのか?

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海外トーナメントに参加するのにはいくらかかるのか?という質問を受けました。

他にも興味がある方がいるかもしれませんので、ブログに書くことにします。

私は、幸いなことに多くの大会で招待されているので、参加するのにかかるお金はかなり小さいのですが、
一般の方が参加した場合を考えています。
一口に海外トーナメントと言っても8人程度でやっているローカルクラブのものから、400人規模の国際大会まで、
さまざまな種類がありますが、ここでは64人を超える大きめの大会、としましょう。
また、質問してきた方が若い方ですので、なるべく安いプランとします。

飛行機代 10万円~15万円
参加費 5万円~15万円(Championshipクラス、メインのみ)
ホテル代 7000円程度(二人で部屋をシェアしたとする)x5泊
生活費 7000円程度(食費・交通費込み)x5日

合計 22万円~36万円

飛行機は選べば10万円以下のもありますが、とんでもない待ち時間になったりします。
普通のを選ぶと10万円~15万円と思います。あまりこれを超えた金額を払った記憶はありません。
若いころは3万円安い飛行機のために10時間待ったりしたけど、今は無理だなあ。

参加費は大会によって全然違います。
今度私が参加するイスタンブールの大会、ISTAVDER 7th Anniversary Tournamentは参加費はたったの50ユーロ(約7000円)です。モナコの世界選手権は1150ユーロ(約16万円)です。昔のバハマの大会は10,000ドル(約120万円)でした。だから余り平均に意味は無いのですが、中央値は6万円~10万円ぐらいと思います。中級戦以下ですと2万円から3万円ぐらいでしょうか。初級戦まで下げれば1万円以下と思います。
また、せっかく行ったらメイン以外のイベントにも参加する方が普通でしょう。
1/4エントリーやダブルス、JPなどを考えると+3万円ぐらいを見ておくと良いでしょう。

ホテル代は大会がお薦めするホテルが大抵1泊100ユーロぐらいですので、二人で割って7000円ぐらいです。ユースホステル等を選べば1泊3000円とかにもできます。

生活費も人によって全然違うけど、まともなディナーは大会中2回ぐらいと仮定すれば、1日7000円ぐらいで何とかなると思います。

ここまで書いて思ったのは、大会によってかかるお金は全然違うという事。
ともかく安く行きたいバックパッカープランであれば2月20日~22日のISTAVDER 7th Anniversary Tournamentと11月のLas Vegas Openをお薦めします。まずは飛行機代が安い。早めに買えば10万円しないと思います。次にホテル代が安い。ISTAVDERは2月のトルコと観光シーズンは外れてますので、探せば3000円以下のホテルがあるでしょう。Las Vegasもしかり。参加費はISTAVDERが50ユーロと格安。ラスベガスは$500ですが、国際大会としては$500というのは最低ラインです。ISTAVDERが特殊なんですね。生活費も安い。トルコは日本の2/3ぐらいの感覚ですし、ラスベガスも食費は抑えようと思えばいくらでも抑えられます。ISTAVDERは全部で15万円ぐらいで行けそうです。

なお、賞金総額はだいたい参加人数x参加費x(80%-90%*)で求められます。(*10%-20%は主催者の運営費)しかし、これも大会によってはアドマネーが付いたりします。カジノが主催していたりすると、お客を呼ぶために30,000ユーロつけたりするので、上の計算式で求めた賞金よりアドの方が多かったりします。ISTAVDERもホテルが25000ドルを加算しているので、参加費は安くても賞金は高額になります。すなわちおいしいトーナメントといえます。

この質問者に限らず、25歳以下の方で海外トーナメントに参加したい方がいたら、ホテルの部屋をシェアして差し上げます。
私は部屋代が大体かかりませんので、私とシェアすると無料になりますよ。

赤坂BMSトーナメント結果

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赤坂で行われたBMSトーナメント*の結果です。

*Backgammon Master Seriesの略です。
詳しくはこちらをどうぞ



表の数字はPR、青字は勝った試合、赤字は負けた試合です。試合は全て7pマッチ、クロックありの総当たり戦でした。
優勝は4-1で西川清一さんでした。また、平均PRが一番低かったのは望月でした。
二人は次回のBMSトーナメントに無料招待されます。

とりあえず感想など。

とりあえず全員が10点を切ったのは喜ばしいことかと思います。
今回35EXPたまりましたので、次回のトーナメント終了時には最低でもアドバンスドの証明がもらえることになります。
個人的にはPRをメインにプレイするのは相手ファクターをいろいろ考えるより楽に感じました。
ただ、私と相手するとみんなプレイが良くなるらしく、平均PRよりも、私との対戦PRのほうがはるかに良いようです。

7pマッチ5試合をプレイするのは思ったより全然大変でした。1時間15分計算でしたが、実際には1時間半かかりました。
結局12時半からみっちり8時半まで8時間、ほとんど休憩なくプレイした気がします。
時間がかかったのは、みんなが非常に真剣にプレイするからです。例会の5pマッチよりはるかに真剣にやっている雰囲気がありました。次回は4試合にするか、反省して勉強会の時間などもとるとすると、3試合ぐらいでいい気がします。

棋譜は渡辺裕也さん、中村慶行さん、滝沢 猛夫さんの3人に取っていただきました。とくに問題はなかったように
思います。ただ、入力間違いなどがときどき起きていたようですので、バックアップ用にカメラで撮影もして損は
無いと思いました。

本日はお疲れ様でした!

1月24日(土)TBSラジオに出演します

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来週の土曜日(24日)の14:00ー14:30にTBSラジオ(954KHZ)に出演します。久米宏さんの「ラジオなんですけど」というコーナーで対談です。ラジコというサービスならネットでも聞けます。
http://www.tbs.co.jp/radio/kume  

バックギャモンの宣伝になるように頑張ります。

HEROZ社とスポンサー契約を締結することになりました。

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BackgammonAce将棋ウォーズなど、AI(人工知能)を使用したアプリを開発している会社 HEROZ(ヒーローズ)とスポンサー契約を締結することになりました。今後出場する世界大会やイベントなどではBackgammonAceのジャケットなどを着用する他、BackgammonAceへの意見・提案や世界中での普及活動も行うことになります。
http://heroz.co.jp/news/2015/01/herozno1.php

プロとして企業スポンサーが付いたことはとても嬉しいことです。スポーツの世界ではアスリート個人に企業スポンサーが付くことはよくありますが、ボードゲームの世界では珍しく、将棋・囲碁・ブリッジ・麻雀などのメジャーゲームを除けばあまり例がないかなとも思います。

私はAIを使ってバックギャモンを強くなった最初の世代だと思いますが、AIはバックギャモンのレベルと環境を劇的に変えました。現在のバックギャモンは人類史上最高レベルと断言できます。今後はAIのプロがパートナーについてくれるので、こんなに心強いことはありません。今年も10回以上の海外遠征を予定しています。数多くのタイトルを取り、HEROZとともに世界を驚かせていきたいと思っています。そして、人間はどこまでいけるのか、ライバルと共に追究したいと思います。

また、バックギャモンのプロを目指す若者がこのニュースを聞いて更に増えてくれればとても嬉しい。私は16年前、日本人プロが一人もいなかったころにプロ宣言をして、道なき道を切り拓いてきました。周りの助けとさまざまな幸運が積み重なり、今でもこうして活動を続けていますが、その間にはやめるぎりぎりまで追い込まれたことも何度となくありました。次の人達には苦労が少なく、純粋に技術を磨くことに集中してもらいたいと思っています。そのための環境を作る努力は、他のプロと協力しながら、これからも続けていきたいと思っています。

2015年1月23日 望月正行


久米さんのラジオ番組に出演しました

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1月24日(土)に久米宏さんのラジオ番組「ラジオなんですけど」に出演してきました。
下のリンクから聞くことができます。30分程度です。
https://www.youtube.com/watch?v=e7JpU6360jM&feature=youtu.be&t=46m7s

久米宏さんとは番組の10分前に2~3分挨拶したぐらいで、打ち合わせもほとんどなし。
もちろん勉強は相当してくださったようで、想定質問も沢山つくられていました。(50個ぐらい?)
驚いたのは前日に発表されたプロ契約のことまですでにご存じだった事。僕から教えてもいなかったのですが、しっかり
情報網があるんですね。朝日新聞の記事が届いたのかな。
アシスタントの方はわざわざルールまで覚えてくださったようです。
当たり前ですが、たった30分の番組でも物凄い準備があるんですね。

とはいえ、ほぼ初対面の二人が楽しそうに話さないといけないので、ラジオって不思議だなと思いました。
話題は久米さんのフィーリングであちこちとびました。久米さんはバランス型のタレントと聞いていましたが、直感型の方なんじゃないかなと思いました。30分はあっという間でしたが、ラジオは2回目なのでそれほど焦らず、今回は言いたいことはかなり盛り込めたんじゃないかなと思います。聞いてくださった方、感想を頂けたら嬉しいです。

今日は20時からHEROZが運営するニコ生公式放送に出演してきます。プロ契約のことについて話すと思います。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv206141595?ref=ser&zroute=search&keyword=%E5%B0%86%E6%A3%8B%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BA&btm=r

3rd roll problems

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I gave 10 problems to Turkish friends and I would like to share with others. Each problems are taken from 3rd roll of the game. They are money game and jacoby rule is in effect.
Sorry but no explanations.

トルコで出題した3手目クイズです。よかったらどうぞ。問題はすべてマネーゲーム、じゃこびールールです。説明はありません。










US OPEN (Las Vegas)の大会に参加します

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今からラスベガスの大会US Openに出場してきます。大会終了後の20日にはPhil Simborgとのエキシビジョンゲームを行います。これはPhilがキューブを持っている状態でマネーゲームを30ゲーム行うという、ハンディキャップゲームです。キューブが動いているのでギャモン・バックギャモンもあります。30ゲームというのは初手を65から21まで15種類、お互いに1回もらえることになっているためです。
試合はStreamされ、Falafel、Carter、Tuviが解説することになっています。http://www.twitch.tv/backgammontv

試合開始は20日13時からですが、日本時間ですと21日(火)朝5時からですね。

↓はこのエキシビジョンのために作ってもらったGeoffrey Parkerのボードです。

US Openの途中経過

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US Openに参加しています。日本人の参加者は私と千田さんの二人だけ。景山、矢澤プロは参加していません。

メインの参加者は64人ぐらいですが、Rebuyができるので結局70-80人ぐらいになっていると思います。(未確認)
私は2回戦まで勝ったのですが、3回戦で負けてしまいました。
Super JPは参加費$1000で16人参加。1回戦勝って現在ベスト8です。
Doublesは23組ぐらい参加で、現在ベスト4まできました。パートナーはMatt Cohn-Geierです。

今回は全体的に調子が悪くて、すでにトリプルブランダーを2,3発見してしまいました。。。ただ、試合結果自体は5勝1敗と悪くありません。

ブランダーを投稿してもいいのですが、せっかくですので"Excellent"なプレイを投稿します。11-14/15p (post crawford)で負けていて、オンザバーから12を振りました。どうしますか?

is Player 2

score: 14
pip: 93               15 point match               pip: 119
score: 11

is Player 1 XGID=-BaBBBC---A---b--a-bBcdb-A:1:-1:1:21:11:14:0:15:10 to play 21

eXtreme Gammon Version: 2.10


ソチの大会に行ってきました

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ロシアのソチの大会に参加してきました。

現在のロシアバックギャモン協会のもと、ロシアで国際大会が開催されるのはこれが初めてとのことで、
相当気合を入れて開催していたようです。$30000のアドマネーもその気合の証拠ですが、それ以外にも
この大会でしか見られないものが多々ありました。

1)会場にはボードとバッフルボックスが完備!
ボード完備はよくありますが、バッフルボックス完備は初めてです。

2)6試合を同時にストリーム配信!
今まで参加したトーナメントでは最大でも2試合だったので、6試合ストリームと言うのはとんでもない数です。

3)メインの方式が濃すぎる。
メインの方式は11pマッチのトリプルエリミネーションと、多分世界で一番ハードな方式でした。
通常長くても9pです。日本で一番濃いのは王位戦ですが、それでも7pマッチです。
参加者は46人でしたが、それでもたっぷり4日間かかりましたね。3日のトーナメントなら不可能だと思います。

優勝はJuergen Orlowskiさんで、10勝1敗でした。
私は初日4連勝したにも関わらず、2日目に3連敗して終了。残念すぎました。。。
景山氏も私と同じく初日4連勝でしたが、2日目に1勝2敗、3日目に1敗して5勝3敗で終了。
もう1試合勝っていれば入賞だったようです。
日本人プロ二人で合計8連勝だったのに、二人とも賞に絡めないとは・・・

その後私はダブルスに一人で出場(パートナーなし)したものの、準決勝のマネーラウンドで敗れてしまいます。

もうなにも勝てないモードかと思いましたが、プロとして参加しないわけにもいかないので、淡々と
Super Jackpotに出場したところ、何と優勝することができました!
決勝は景山さんとの11pマッチでした。棋譜は下記リンクからダウンロードできます。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/3098363/Mochy-Michy_SuperJP_Final_Sochi2015_11%20point%20match%202015-05-10.mat

金曜日には私のセミナーも開催し、好評を得ることができました。テーマはブラフダブルについてでした。
これについては後日公開する予定です。


Backgammon Aceでのエラーレート

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BackgammonAceでの私の戦歴ページです。

https://backgammon.heroz.jp/games/users_game?name=bgmochy

時代の流れはすごいですね。私がバックギャモンを始めたころはトッププレイヤーの棋譜を見るためには
海外から洋書を買うぐらいしかなかったのですが、今では毎日棋譜が更新されてしまうわけです。

私はBackgammon AceではAceボタンを使うのはキューブアクションの時だけ、しかもあらかじめ
自分のアクションを決めておき、Aceのサジェスチョンによってそれを変えないと決めているので、
このエラーレートはかなり信用できます。
ただ、エースでやるときは真剣勝負ではないので、そこまで長考はしません。
試合中に電話がかかってくる時もありますし、見落としも多くなります。
国際大会に出ている時よりエラーレートは悪くなるはずです。

ですが、実際にはBMABで正確に計測されたエラーレートよりも若干良く出ています。BMABでは2.8ぐらいですが、BackgammonAceでは2.7ぐらいです。

ということは、BackgammonAceでのエラーレートは普通よりよくなるわけです。

理由は、
1)ピップカウントが常に表示されている
2)マイムーブ、エラーか否かを期待値で教えてくれるため、自分の戦術の間違いに気づくことができる

と言う事だと思います。

結論として、BackgammonAceをやるとエラーレートがいいと感じる方は正しいです。
しかし、それは自身が強くなったわけではなく、システム的にそうなっているというのが正解だと
思います。
今日の私のエラーレートは3.0665でした。

なお、BackgammonAceにはエラーレート平均が2.5を切っているような人が数人いますが、私の知る限り、
実際のボードで2.5を切れる人はまだ世界にいません。いま上位にいる人はAceボタンを多用しているか、
ゲーム数が少ないかのどちらかだと思います。とはいえ、それでも2.5を切っているのは物凄い事ですが。

余談ですが、強くなりたい人はエラーレートの目標値を作るのが良いでしょう。

初級者の目標は10点です。10点を切れれば中級者の入口に立ったと言えると思います。
中級者の目標は6点です。6点を切れれば、中級戦ではまず負けません。オープンクラスのアベレージぐらいになります。
上級者の目標は4点です。4点を切れればプロ級といえます。日本では10人いないと思います。

それではまた明日、エースでお会いしましょう。

(追記)エラーレート10点と言うのは1ムーブにつき0.020のエラーをしていることになります。
エラーレートを500分の1すると1ムーブごとの平均エラー値が出ます。なお、ダンスとかフォーストムーブとかは含まれません。

子供が産まれました

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子供が無事に産まれました。二人目の子供で、女の子です。心配してくださったかた、ありがとうございました。

今回の出産はあまりにも陣痛が急だったため、病院に移動することなく、自宅で産まれてしまいました。

朝から陣痛があり、15分間隔になったら移動という予定だったのですが、最初から3分間隔ぐらいで、
妻は痛くて動くこともできなくなり、慌てて救急車を呼びました。しかし救急車に電話しているときに出てきて
しまったのです。他には誰もいなかったので、赤ちゃんが半分出てきているのを取り上げました。
へその緒がくるくる全身に巻き付いていて、首にも巻き付いていたので、怖かったですがくるっとほどきました。
経験も医学の知識もなにもありませんが、300年前はみんなこうやって家で産んでいたのだ、と思い込んで自分を
安心させていました。予想通り赤ちゃんは平然としていました。
妻は医学の知識があるので、適切な処置をすぐにとることができないことを非常に心配していました。
二人で子供をたたき、泣かせるようにしました。(泣くと呼吸する)

15分ぐらいして救急車が到着し、必要な処置を行い、救急車にいれて病院まで運んでくれました。へその緒は
つながったままです。病院について先生がへその緒を切ってくださり、胎盤を取り、消毒などをして完全に終わりました。
今は母子ともに100%健康です。

まったくこんな事態は想定していませんでしたし、病院の先生もこんなことは2年に1回あるかないかのケースだとのこと。
自分の手で赤ちゃんを取り上げたなんて、今でも信じられません。
いや、取り上げたというのは誇張で、受け取っただけにすぎません。赤ちゃんは自力で出てきました。
とにかく、夢のようです。

結局、人間はどれだけ科学が進歩しても、生も死もコントロールできません。
でも赤ちゃんは、というか人間はとても強くて、とてもたくましい。
本当にうれしい。




FMヨコハマに出演します。

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今週の日曜日22時からFMヨコハマに30分出演します。Sunstar Weekend Journeyという番組で、
海外で活躍する日本人や、日本で活躍する外国人を紹介する番組で、インタビュー式ですね。
もちろんバックギャモンのことが中心です。近畿地方の方はFMCOCOLOで土曜日の22時からです。

http://blog.fmyokohama.jp/journey/  

radikoでネットでも聴けます。http://radiko.jp/
なお、radikoはプレミアム会員になると全国どこでも聴けるようです。350円かかってしまいますが。

始まりの日

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7月6日23時59分、世田谷区役所にいって娘の出生届を出してきました。名前は理央奈(りおな)としました。
理はサイエンスの理。ことわりの理。
央は真ん中。両端を知り尽くして中道を行けという仏教の言葉を思い出しました。真ん中は王道でもあります。一番大変な道です。
奈は特に意味はありません。音です。勇吾がひらめいた呼び方なので、それを大切にしました。
6月22日に産み落とされた娘は、名前を授かり今日から人生が始まりました。
母親にとっては産んだ日が誕生日ですが、父親にとっては今日が全ての始まりな日がします。

これからが長い。
いや、今までも長かった。いったいなんなんだろうか。

母の体に10か月間。母は少しずつ大きくなる娘のために少しずつ動けなくなり、
出産直前は階段の上下も大変になる。もちろん、やりたいことはどんどんできなくなる。
10か月は人生から考えれば短期間だけど、そのために夢や仕事をあきらめなければいけない人もいただろう。

そして出産。
昔と比べて出産はリスクが少なくなったとはいえ、それでもやはり死産や難産の可能性は
たくさんある。出産しても障害があるかもしれない。

産まれたばかりの子供は本当になにもできなくて、いつも泣いていて、3時間ごとに授乳して、1日10回おむつを替えて、
目を離してうっかりベッドから落ちてしまうだけで死んでしまうかもしれない。

そうして気が遠くなるほどの時間を経て、ある日突然寝返りを打つ。その瞬間は本当に魔法を見たのかとおもった。
たった15㎝のマジック。

そうしてまた気が遠くなるほどの時間を経て、這いだす。この日からは階段や窓から落ちる可能性があるので
ますます目が離せなくなる。

そうして今度は記憶が溶けていくぐらいの長い時間を経て、子供は立ち上がり、しゃべり始める。
この期間はなにがどの順番で起きたのかはもうあまり覚えていられない。子供は自分と他者との境界が大人よりも
曖昧だというが、大人のほうも自分と子供の境界がどんどん溶けていく。
自分の時間、子供の時間と、仕事のように時間をきちんと切り分けるわけにはなかなかいかない。
自分以外の他者とこれぐらいの長い時間を常に共にすることは今までなかったし、これまでもないだろう。
いや、もちろん本当は自分が子供の時に親にそうしてもらっていたのだが、覚えていることはできない。

ここから先の話は分からない。まだ上の息子は3歳半で、未経験ゾーンだからだ。

でも、さらに気が遠くなる時間を経て、少しずついろいろな能力を獲得していって、少しずつ親から離れていくんだろう。
その間も事故の心配はいつも尽きない。都会には危険なことが多すぎる。
大人になっても人生の罠はたくさんある。鬱になって苦しんでいる人もいるし、癌になるかもしれない。
新興宗教にはまって簒奪される人もいる。心配は終わらない。

それでも僕らは子供たちを所有することはできない。限りの無い愛を注ぎながら、二度と一つに戻ることはない。

しかし、僕にも子供の時があったとふと思い出して、いったい自分にはどれくらいの時間と思いが注がれてきたんだろう、という
単純な事実に驚愕した。子供を育てるのは親だけじゃない。周りの人が助けてくれた。社会のあらゆるサービスが守ってくれた。
病院があり、学校があり、公園があった。

すごいな。

すごいよ。

俺にはどんだけ価値があるんだ。

もう、明日のために今日を生きるのはやめよう。倒れるまで起きていよう。

心を開いて、見てきたもの全てをもう一度見よう。

ありとあらゆるネガティブなエネルギーから離れて、もう一度愛し合おう。


名古屋のトークイベントの紹介1 トーナメントプロって?

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こんにちは。

7月24日(金)19時からにバックギャモンナイト@名古屋 なんと、「世界チャンピオン」を招いて!というイベントを開催します。
会場は中区錦町1丁目にあるA Live.
http://www.coworking-nagoya.com/access/

◆イベントプログラム

1)世界チャンピオンのトーク 30分
2)バックギャモンってなに? 15分
3)実際に遊んでみよう 60分

1)世界チャンピオン、そして現役プロの経験を、ビジネスパーソンの方にフィードバックできるような内容でお話しいたします。
2)はバックギャモンのルールにとどまらず、世界での位置づけや歴史、ゲームの効用にも触れていきます。
3)では実際に遊んでみます。

バックギャモン知っている人でも楽しめるイベントですので、名古屋の人は是非。
チケット販売ページ
Facebook page

さて、そこではバックギャモンのプロの世界について紹介します。今日は少しそのさわりについて書きます。

私はトーナメントプロとして活動しています。簡単に言うと賞金稼ぎ、をしていることになります。

バックギャモンの大会は毎週(いま、この瞬間も)どこかの国で開催されています。それぐらいポピュラーな競技です。
すべてに出るわけにはいかないので、プロは賞金や参加人数の大きい大会を選んで参加します。
私がこの1年で参加した大会は、世界選手権(モンテカルロ)、ラスベガス、ロンドン、キプロス(3回)、イスタンブール、グルジア、
シカゴ、コペンハーゲン、カンヌ、ニューヨーク、ギリシャ、ミュンヘン、日本選手権、などなどです。年間100日ぐらいは海外で過ごしていることになります。

大会は通常3日から6日でおわります。試合は勝ち進むと1日5試合ぐらいですが、1試合2時間ぐらいかかりますので、10時間ぐらいは試合をしていることになります。
結構体力勝負です。また、時差ボケ調整のため、少し早目に現地入りしていますが、練習して調子をあわせいていくので試合前は忙しいです。
また、試合後はたいていボロボロなので観光はほとんどできません。

賞金は大会の規模によりますが、小さくて100万円、大きいと6000万円まであります。通常は300万-500万ぐらいでしょうか。運のあるゲームなので、毎回勝てるわけではなく、トータルで考えています。当然、月によっては収入がマイナスとかはあり得ます。

先ほどの大会の地名を見て分かる通り、欧米に中東、中央アジアとほぼ世界中で行われているのがわかると思います。なんちゃって英語でしのいでいますが、
アメリカ、イギリスを除いて相手も英語が下手なことがほとんどなので、ブロークンイングリッシュのほうが通じやすかったりします。
国籍も人種も様々な人が集まるので、国際情勢をリアルで知ることができますね。
下記に海外の大会での写真をUPします。大会の雰囲気が少しわかるかもしれません。 

当日はもう少し突っ込んだ話ができると思います。皆様のお越しをお待ちしております。

海外トーナメント

世界選手権の棋譜と動画

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今大会のここまでの動画はUSBGFのYoutube チャンネルにあります。
https://www.youtube.com/user/USBGFbroadcast

また、僕のチャンネルにもUPしてあります。エキシビジョンとモナコオープンのL16ですね。
https://www.youtube.com/channel/UCIGPM1ZBT1z99C5p66b5qxw

モナコオープンの棋譜 4試合は下記URLにあります。XGがないとダメ。
http://www.bgonline.org/forums/webbbs_config.pl?read=181838
メインの棋譜 3試合とエキシビジョンの棋譜は下記URLに。GNUでもOK
http://www.bgonline.org/forums/webbbs_config.pl?read=181962

2015 モナコ 世界選手権結果

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モナコの世界選手権が終わりました。

私自身の成績はサイドイベントのMonte Carlo Open優勝と世界選手権のコンソレーション(敗者慰安戦)ベスト4です。
サイドイベントとはいえ、Monte Carlo Openは普通の国際大会よりも大きい(64人x500ユーロ)規模ですので優勝には満足しています。

世界選手権の本戦ではベスト16まで行ったもののそこでデンマーク人のFlemming Storgaardに負け、
2nd ChanceではアメリカのAntoinette Williamsに負けました。
ベスト16の試合は出目が大差すぎたのでどうにもならなかったのですが、Antoinetteのほうはきちんと指せていれば勝てていた気がします。
世界チャンピオンになれる気がしたのですが残念です。
コンソレーション(敗者慰安戦)も負けたベスト4の試合は集中できていなかった&後悔が多い展開だったのでトーナメントが終わった直後は
残念な気持ちでいっぱいでした。試合の後半でクリエイティビティを失い、固くなっていたと思います。

世界選手権での成績がいい気がするので調べてみたら、やはりよかった。
過去12年間の記録は下記の通り。( )はサイドイベントでの優勝以上の結果。
12年間でメインでの入賞は9回。メイン優勝1回、ベスト4 1回、コンソレーション優勝1回、コンソレーションベスト4 4回、ラストチャンス 優勝2回。

2004年 なし
2005年 コンソレーション2 ベスト4
2006年 コンソレーション1 優勝
2007年 ラストチャンス優勝
2008年 なし
2009年 メイン 優勝 世界チャンピオン
2010年 コンソレーション2 ベスト4
2011年 メイン ベスト4
2012年 ラストチャンス優勝、(ダブルス優勝)
2013年 コンソレーション ベスト4
2014年 なし(スーパーJP優勝)
2015年 コンソレーション ベスト4、(モンテカルロオープン優勝)

毎年128人を超える参加者がいることを考えるとできすぎです。決勝戦の勝率も4勝0敗だし。
でもコンソレーションのベスト4敗退が多すぎる気がします。次は気を付けます。

今回の成績を勝ち負けで見ると、下記の通り。
モンテカルロオープン 優勝 6-0
メイントーナメント ベスト16敗退 4-1
メイントーナメント 2nd Chance 敗退 0-1
コンソレーション ベスト4敗退 5-1
結果は15-3敗でした。

成績をPR(エラーレート)で見てみると、
棋譜を取ったのは18試合のうち11試合で平均は3.49、相手の平均は6.09でした。
PRで1試合負けたのがあり、それがコンソレーションのベスト4でした。
私の平均が2.8前後ですので、平均して25%ぐらいエラーが多く、技術的、コンピューター的にみると
レベルの低いトーナメントだったといえます。実践的にプレーを変えたものもありますので、一概には言えないのですが、
それでもレベルが低かったのは間違いないでしょう。
理由として考えられるのは、疲れかな。レクチャーやエキシビジョン、その他商談、プライベートマネー、ディナーetcと
盛り込みすぎた。でもそういうのがなければモナコとは言えないし、難しいところです。
来年は少し軽くするべきとは思いますが。

以上、次のトーナメントはグルジアを予定しています。
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