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Channel: Mochy's Backgammon Today
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Texas Backgammon Championship 優勝しました!

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Texas Championship 2014 (1/30-2/2)で優勝しました。PR(コンピューターの評価値)と試合結果の両方を競うDual-Duelトーナメントでも優勝し、二冠を達成しました。
Mastersでも準決勝まで進出していたのですが、そちらは準決勝で敗れてしまい、残念ながら三冠は逃しました。

Championshipの参加者は72名で、アメリカの中ではLas Vegas, Michiganの次に大きな大会です。64人以上の参加者の大会を優勝するのは
非常に光栄なことです。15年のキャリアの中でも64人以上の大会を優勝したのは5〜6回程度なはずです。
トーナメントはByeを引き、Gregg Cattanach, Bob Wachtel, Rory Pascar, Akiko Yazawa, Malcolm Davisと当たりました。
決勝戦はJonah Seewaldとの対戦で、11p 11-5で勝つことができました。ひたすら打ち込んでくるヒットお兄さんだったのですが、急所でアンカーをとる事ができ、
最終ゲームでは相手をノータイミングの45 backgameに追い込んでほぼ完封勝利しました。
いずれ棋譜は全てUPしますが、とりあえずその棋譜だけでも下にUPしておきます。PRはMochyが2.62、Jonahが6.21でした。
Mochy VS. Jonah Seewald– Texas Championship 2014.mat

Dual-Duelトーナメントは変わった方式のトーナメントです。
全ての試合の棋譜をコンピューターでとります。1回戦が終わった時点でPR(コンピューターの評価値)の勝者がPRトーナメントに進み、スコアの勝者がスコアトーナメントに進みます。
(PRとスコアの両方で勝てば両方のトーナメントに勝ち進みます)
PRトーナメントはPRのみで勝負し、スコアトーナメントはスコアのみで勝負します。PRトーナメントとスコアトーナメントの優勝者が決勝を戦います。
決勝戦ではPRとスコアの両方で勝たないと決着がつきません。スコアで勝ってもPRで負けた場合はポイント数を短くして再戦し、決着がつくまで戦います。

私は1回戦で矢澤亜希子さんに当たり、PRでは勝ったもののスコアで負け、PRトーナメントに進みました。(PR1.92 vs 3.52) 
PRトーナメント1回戦ではあのKit Woolseyとあたり、PR 2.28-3.91で勝ちます。2回戦はSabaという新人に勝ちました。(PR1.24 vs 4.08)
Sabaはこの試合こそ4点台でしたが、他の試合では2点台で、Under4にも挑戦していますのですでにかなりの実力のはずです。
決勝戦はスコアトーナメントを優勝したRay Fogerlundと。決勝戦はPRとスコアの両方で勝たなければいけません。
Rayとは昨年に同トーナメントで当たり、PRで負けています。彼の平均PRは私のものとかなり差があるはずですが、とにかくその試合でほんの少しでも良いから
相手を上回ればいいので、平均PRで勝っているからといって安泰ではないのです。昨年はそこを油断していて、苦い思いをしました。

決勝戦は1-1/11pからRayが11枚戻りの12 backgameをやるという異常な展開になりました。下記の11はRayが11枚戻る瞬間です。あまり見ない出目ですよね。(bar/24*/23*/22*/22*)



楽勝なはずだったのですが、なぜか3枚目を拾われるなど紆余曲折を経て、ここで16倍が帰ってくる展開になりました。。。


結局この変態ゲームを運よく勝ちきり、PRも6.39 vs 12.16で勝ち、Dual-Duelを優勝しました。参加者8人のトーナメントですが、腕に自信がある人しか出てこないので、ある意味でMainと同等の価値がある勝利と思います。
こちらも記念に棋譜をUPしておきます。3ゲームと短いし16倍が発生する派手な展開なので観戦する分には面白いと思います。


また、大会中はバックギャモン検定とその解説会も開催しました。
なんと検定は31人もの参加者を集める大盛況ぶりでびっくりしました。解説会には更に多くの方が参加していました。プレイヤー層にマッチしていたんだと思います。
いつもそうですが、レクチャーが成功するのはメインの優勝と同じぐらい嬉しいことです。
勝敗がある大会と違って、みんながプラスになるのが良いんでしょうかね。

さらにはクイズコンテストにも参加しました。これはMochy, Matt Cohn-Geier, Petko, Bob Kocaのパネリスト4人が10問のクイズコンテストを競うものです。
コンテスト終了後には各問題の解説をパネリスト自身が行います。結局私が36点とMatt Cohn-Geierの34点を抑えて優勝したのですが、一般参加の矢澤亜希子さんが
37点でなんとGiantsを抑えて優勝してしまうというサプライズがありました。といっても私はそれほど驚きませんでしたが。

このクイズコンテストのスライドを私のSlide ShareアカウントにUPしておきますので、是非挑戦してみてください。
制限時間は1問90秒です。


そういうわけで、非常に充実した4日間でした。忙しすぎて夕飯をスキップして仮眠をとったほどです。さらに帰りの便は朝6時台だったので、
シュエットにも参加し、徹夜で帰ってきました。

実は妻との約束で海外トーナメントは年間12回までにしています。ただし、優勝したら1回増えるという条件付きです。
早速一回増えたので今年はまだあと11回の大会に参加できます。次はどこにいこうかな。。。

Match files from Texas Backgammon Championship 2014

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My result of Texas Backgammon Championship 2014

Total result: 13 win - 3 lose

Tournament of Stars (Doubles) 0-1
Masters 3-1
Championship main 6-0
Dual-Duel 4-1

Averaged PR of 10 matches (listed below): (Doubles is not included)

I listed all the matches I recorded in Texas Championship 2014. I thank all volunteers to enter those matches in.

Championship (main)
1st round Mochy vs Gregg Cattanach 11p Won
*To be transcribed

2nd round Mochy vs Bob Wachtel 11p Won
*To be transcribed

3rd round Mochy vs Rory Pascar 11p Won
*To be transcribed

4th round Mochy vs Akiko Yazawa 11p (PR 1.38 - 4.01) Won
XG file Mat file

Semi Final Mochy vs Malcolm Davis 11p (PR 1.93 - 4.60) Won
XG file Mat file

Final Mochy vs Jonah Seewald 11p (PR 2.62 - 6.21) Won
XG file Mat file

Masters
1st round Mochy vs Joe Russell 11p Won
*To be transcribed

2nd round Mochy vs Bill Phipps 11p (PR 2.77 - 2.92) Won
XG file Mat file

3rd round Mochy vs Dion Hogan (PR 3.65 - 8.81) Won (actually my opponent lost by time.)
XG file Mat file

Semi Final Mochy vs Alfred Mamlet Lost
*Match is transcribed but I lost. Anyone keeps it?

Dual-Duel
1st round Mochy vs Akiko Yazawa (PR 1.95 - 3.52) Won in PR but Lost in Score
XG file Mat file

PR based 1st round Mochy vs Kit Woolsey (PR 2.28 - 3.91) Won
XG file Mat file

PR based 2nd round Mochy vs Saba Bejanishvili (PR 1.24 - 4.08) Won
XG file Mat file

The final Mochy vs Ray Fogerlund (PR 6.39 - 12.16) Won both in PR and Score
XG file Mat file


Tournaments of Stars (Doubles with Alan Grunwald)

1st round Mochy & Alan vs Rich Munitz & Scott Kelland Lost
*To be transcribed

IBC match against jwill

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At the end of January, I played IBC semifinal match against Maciej Żmudka (Grid Gammmon nick name: jwill).
It was a very important match for me and I prepared for it a lot, but I lost anyway. Eventually he won the tournament.

The match itself was played on Grid Gammon and commentated by Japanese Experts such as michy, fairytails, Akiko, othello, Massie, Yuya etc.
It is recorded on youtube (shown below).Thank you very much for their support.


1st match Mochy lost the match. (PR 2.97-8.37)
2nd match Mochy won the match.(PR 2.87-10.52)
3rd match Mochy lost the match.(PR 2.40-8.43)

Mochy vs Maciej Zmudka (1 of 3) 3rd IBC Semi Final


Mochy vs Maciej Zmudka (2 of 3) 3rd IBC Semi Final


3rd IBC Semi Final Mochy vs. Maciej Zmudka (3 of 3)


1月の終わりにIBCの準決勝をポーランドのMaciej Żmudka (Grid Gammmon name: jwill)と対戦し、
残念ながら破れてしまいました。非常に重要な試合と位置付けて入念に準備したのですが結局は結果を出せませんでした。彼はその後トーナメントを優勝しました。

その試合はグリッドギャモンで行われましたが、日本の強豪によって解説がなされました。そのビデオは上記に保存されていますので
良かったらお楽しみください。棋譜も残しています。
解説してくださった皆さん、ありがとうございました。

2009年 世界選手権決勝戦のビデオ

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少し昔のビデオですが、2009年の世界選手権決勝戦、Mochy vs Lars Traboltのビデオをアップしました。

25pなので9つのファイルに別れています。それ以外にファラフェルの解説が付いたスペシャルバージョンをつけています。
このスペシャルバージョンは18-14/25pからしかありませんが、解説なしよりはるかに面白いと思います。
HDクオリティで観るのをお薦めします。

Backgammon World Championship 2009 Final with commentary(+ 再生リスト)


棋譜はコチラ

北キプロス選手権に来ています。

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日本はもうすぐ大阪オープンが始まるころでしょうが、
私はNorth Cyprus Open Backgammon Championshipに招待され、参加しています。

この大会は北キプロスのギルネ(Kirenia)という街で開催されている大会で、昨年に引き続き2回目です。Merit Casino & Hotelが$25000の
Add Moneyをしており、ことしの参加者は100人を超えました。
キプロスにはもう一つGolden Tulipというカジノもあり、そちらでも毎回10000〜20000ユーロのAdd Moneyがあるので、
なんと年4回もこの規模の大会があることになります。

昨日はレクチャーを開催したのですが、なんと60人を超える参加者がありました。今まで数多くレクチャーをしていますが
記録的な人数だと思います。問題を10問だし、成績優秀者には賞金を出すことにしたのでそれが良かったのかもしれません。
下にリンクを置きますので是非トライしてみてください。

Mochy's 10 backgammon problems

一般参加以外にGuest SpeakerとしてFalafel, Marc, Victor, Sabriの4人にみんなの前で解いてもらい、解説を手伝ってもらいました。最優秀者はFalafelで8問
正解でした。一番強い人が一番になるってのは当たり前のことですが、改めてすごいなと思います。

昨日はメインを2試合戦い、2連勝することができました。現在ベスト32です。景山さん、Falafelも同じくベスト32です。

第20期盤聖戦優勝しました。

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第20期盤聖戦の決勝戦(望月正行 vs 光吉知也)に勝ち、第20期盤聖戦を優勝いたしました。
開催に尽力してくださった大阪支部の皆様、Stream配信を担当してくださった竹内さんに感謝いたします。

このタイトルは私がギャモンを始めて、一番最初にとった一番愛着のあるタイトルです。1998年と1999年にとりました。その当時は19歳と20歳で、これから何度でも取れると思っていたのですが、3回目には実に15年かかりました。決勝は11pマッチ3セット(2セット先取)で、2−0のストレートで勝つことができました。

PRは1セット目が6.59-5.76(望月-光吉)で、2セット目が2.60-6.47(望月-光吉)でした。
1セット目でひよってキューブを打てなかったのは恥ずかしい限りでした。ほかにもブランダー(0.08超え)が3つもあり、PRは崩壊しました。2セット目はブランダーは一つしかなく、まあまあでした。もっとも細かいエラーがたくさんあってPRは2.6と平均ぐらいだったのですが。

1セット目のブランダーは愚かなものが多いのですが、その中でも少しはましなものを一つ。
is Tomoya Mitsuyoshi

score: 1
pip: 146                           11 point match                           pip: 136
score: 9

is Mochy XGID=--aBC-BbB--B-Ba-bbbcbB----:0:0:1:11:9:1:0:11:10 to play 11

eXtreme Gammon Version: 2.10


XGの解析は記しませんが、下の動画(1セット目)の59:45を見れば載っています。

以下、棋譜と動画になります。
1セット目
2セット目

2013 Bansei Final No.1 Mochy vs Tomoya Mitsuyoshi 11 pts(+ 再生リスト)


2013 Bansei Final No.2 Mochy vs Tomoya Mitsuyoshi 11 pts(+ 再生リスト)


5月のバックギャモン 死のロード

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木曽野さんと東京名人リーグ戦のプレイオフを戦いました。

25マッチで、出目がよく25-15/25pで勝利しました。
棋譜はコチラ
これで名人戦は2枠を獲得してグランドファイナルに進出することができました。

5月は死のロードといってもよく、今日の25pマッチを皮きりに

5月4日〜6日 王位戦
5月7日〜12日 ロンドンオープン+アクション
5月13日〜20日 ニューヨークでアクション
5月21日〜28日 シカゴオープン

と1ヶ月間フルでバックギャモンです。特にニューヨークはかなりの大勝負になるかもしれません。
長年キャリアを積んでくると、怖い試合と言うのは減ってくるのですが、今回のは久々に痺れることになりそうです。

最近体力に不安が出てきて、普段運動しないのを悔んでいます。
いまさら5月には間に合わないのですが、といってもいつかは始めないといけないので、できるだけ体を動かすようにします。

しかし、今考えるとデンマーク→トルコ→キプロス→ロンドン→シカゴとほぼ2ヶ月間海外にいる景山さんと阿部さんは化けもんだ。。。

バックギャモン 第21期王位戦終了。

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第21期王位戦が終了し、近藤百合子さんが優勝しました。
彼女は王位戦には良く来てくれていて、今年は遠くに引っ越したから流石に来ないだろうと思ったら来てくれて嬉しかったし、ひそかに応援していました。
決勝は1ゲームしか見てないけど、考えるスタイル、時間の取り方とかが素晴らしい。
動かし方だけでもその人の論理的思考力って分かりますよね。終始ポーカーフェイスなのもすごい。
ただ、結論としてマヂかよというアグレッシブテイク&キューブを常に選んでましたが。。。
棋譜はそのうち王位戦WebにUPされると思います。ともあれ優勝おめでとうございます。

私はメインを1勝3敗で敗退し、Super Jackpotは2-1で決勝戦で敗れました。
大会運営をお任せして、プレイヤーとして専念させていただいたのに、ぱっとした成績が
残せずに情けない限り。入力した棋譜はまだ2つしかなくて、それは1点台と2.0ぐらいでした。
他の棋譜はひどい事がわかっているので、今から入れるのが楽しみです。

初日で敗退した後は王位戦が終わった事が信じられず、「あれ、明日から王位戦だよね」と
妄想していましたが、妻と息子が「あなたの王位戦は終了、また来年」という事を認識させる
歌を作成し何度も歌ってもらって理解しました。

歌が必要な人はおっしゃってくだされば、一緒に歌いますよ!

明日からロンドンオープンです。万全の準備をして臨みたいと思います。


Backgammon Giantsの1位に選ばれました。

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今年のバックギャモンジャイアンツが発表され、1位に選ばれました。投票してくださった方、どうもありがとうございました。

私がバックギャモンを始めたとき(16年前)、このリストのプレイヤーとプレイしたり会うのが夢でした。当時私は東京に住んでいて、お金もなくてジャイアンツと会うのは不可能なことでした。その後時間がたってから、香港でPaul Magrielと、Las VegasでSteve Saxに会ったのが素晴らしい経験でした。
その後、このリストに載ることが私の夢になりましたが、当時日本人は海外のトーナメントで優勝したことすらなく、ジャイアンツに選ばれることなど夢のまた夢でした。

時は立ち、リストのトップに選ばれたことを光栄に思うとともに責任の重大さも感じています。
私は誰かの夢になっているかもしれません。その夢にふさわしいだけのプレイヤーになれたか、というととてもそうは思えません。しかし、私にできることは次の試合でベストを尽くすことです。
それだけは私にできますし、これまでもそうしてきました。

ありがとうございました。大会や試合でまたお会いしましょう!

バックギャモンにおける運

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雑誌「ムー」の6月号の特集に載りましたので、良かったら読んでみてください。

プロの勝負師が語る「運」の秘密という特集で、バックギャモン、将棋、麻雀、ポーカーなど様々なジャンルの勝負師に
インタビューして勝負における「運」というものについてまとめています。
何と15ページにも及ぶ特集で、なかなか読みごたえがあります。矢澤亜希子さんは私より多く登場しています。

私は運の存在を信じています。

バックギャモンにおいて運の要素は確実にありますし、1つの勝負においては実力よりも勝負の結果に影響を及ぼします。

必要な目が出るか出ないか、と言った事に限らず、Byeを引けるか、対戦相手が強いか弱いか、ありとあらゆるところに
運はあります。また、究極的にいえばムーブやキューブアクションにも運はあると思います。

選択肢が2つあるとして、どうしてもどちらがいいかわからないとします。
大局観で判断して、次の出目も全て読んだけどまだ分からない。リファレンスポジションも持ち出したし、
確率計算もやりつくした。自分のあらゆる能力を駆使したんだけどどちらがいいのか分からない。
そういう時は好きな手を選べばいいんだけど、どちらが好きかもわからない。どちらも同じように自信が無い。
(こんなことはざらにあります)こうした時、とにかくどちらかを選ぶしかないんだけど、選んだ手が合ってても
間違っていても、自分にとっては全くの運です。実力とか感性とかいう呼び方より、「運」という呼び方が一番しっくりくる。

ただ、私は運を人為的に高めるための努力や行為はした事がありません。
そんなことが可能だと思っていなかったからです。
でもそれは証明されていないだけで、実際に運を呼び込むトレーニングや生き方があったとしても何も
驚きません。トレーニングと意識せずに日々そういう生き方をしていて、結果的に運が強い人もいるでしょう。

雑誌にも書いてありますが、矢澤亜希子さんの2013年のモナコ世界選手権でのSuper JP準決勝と決勝戦は
魔界のものとしかいいようがありませんでした。その試合は何と深夜2時とか4時とかに始まっていたので、見ていたのは
世界で私しかいませんでしたが、強烈な記憶です。過去になんども逆転劇は見ていたけど、あれだけの長い
シークエンスでじわじわと逆転した2試合は記憶にありません。そしてそれを起こしたの矢澤亜希子さんだという事実に
深く納得します。私にはあの勝ち方は一生ないでしょう。どこかで勝つことを信じられなくなってしまうと思う。
それくらい何度も絶望的な局面になっていました。

私はこれからも運を高めるための人為的な努力はしないでしょうが、確率と期待値しか考えない人はちょっと浅いと思うし、
そういう人が「勝てなくて運が無い」とぼやくのは、当然の帰結のような気がして同情できない。
バックギャモンの大会の優勝者は確実に運がいい人なんですが、それは素晴らしいことだと思う。
運がいい人が世界を前進させると思う。

最後に、人為的な努力はしないと書いたけど、運を高める的な本に書いてあるお薦めの生き方って、大抵ポジティブで明るくて、
寛容で気前がよくってという感じで、運が高まろうがどうだろうが良いに決まってるんで、それは真似したいと思います。

Thanasis KatsiosさんがUnder4を達成しました!

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ギリシャのThanasis KatsiosさんがUnder4クラブのメンバー入りを果たしました。平均PRは3.87でした。
2マッチ目にリダブルをダブルと思いこんでキューブを打つというブランダーをやってPR12点を出しているのですが、そこから回復して4点台になったのは
すごい。本人もあきらめていたそうです。
なお、これらの試合は全てトーナメントからなのですが、8勝2敗という好成績で、最初の5連勝でトーナメントを1つ優勝しています。

ギリシャ人としては初めての達成です。
これで望月、景山、中村に続き4人目です。


Thanasis Katsios (Greece) become a new member of PR4.0 Club ! His average PR of 10 matches is 3.87.
In the 2nd match he wrongly recubed to 4 (it was to 2 in his mind) and marked a huge blunder and PR of 12 but he managed to come back.
His result is 8win 2 lose (including winning a tournament) which is also great because if you win you usually have a tougher side to play.

All matches are taken from live real matches, video recorded, and declared that those matches are counted towards PR4.0 beforehand, so no cherry picking.

He is a first Greek who marked Under 4.0.

So far list of member is
Masayuki Mochizuki
Michihito Kageyama
Yoshiyuki Nakamura
Thanasis Katsios





No.1(PR2.91) 2014/4/5 vs Nonas 11p Win (Match Record) (Video Record)
No.2(PR12.41) 2014/4/5 vs Petalas 11p Win (Match Record) (Video Record)
No.3(PR2.76) 2014/4/5 vs Avdis 11p Win (Match Record) (Video Record)
No.4(PR3.58) 2014/4/5 vs Christidis 13p Win (Match Record) (Video Record)
No.5(PR3.25) 2014/4/5 vs Dikaros 15p Win (Match Record) (Video Record)
No.6(PR3.01) vs Chatzelis 13p Win (Match Record) (Video Record)
No.7(PR2.77) vs Avdis 13p Win (Match Record) (Video Record)
No.8(PR3.87) vs Thanopoulos 13p Win (Match Record) (Video Record)
No.9(PR2.59) vs Manolios 15p Lose (Match Record) (Video Record)
No.10(PR6.41)vs Makris 9p Lose (Match Record) (Video Record)

C'est la vie - カンヌの大会にて

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カンヌでは大会期間中に大きな花火が上がった。アゼルバイジャンの花火だという。
日本のものとは違うけど、こころに響くものだった。そしてその日の夜にこんなことを考えた。

僕は長いことバックギャモンをプレイしてきて、いまだに日常のほとんどすべてを
バックギャモンに支配されている。

バックギャモンが楽しいという気持ちはいまだにあるけど、それは純粋な好奇心や
興味によるものが多い。ただただ楽しかった気持ちはあまりないし、これからもきっと稀にしか戻らないだろう。どんなに疲れていても、酔っていても局面を見たら自動的にPipカウントとShot数、次の出目読みをするように何万回とトレーニングして来たから、もうそれをしないで局面を見ることすらできない。いい展開の時は気持ちが上ずらないようにし、悪い展開の時はあきらめないように心を鍛えてきた。優勝したらすぐに忘れて、決して喜びすぎなかった。(勝負師ならだれでも知っていることだけど、だれも気にも留めない小さな試合の1敗から始まってあっという間に転落するのだ。)

考えれば考えるほど非人間的なことをやっているものだ。でも、それも人間なんだろう。

局面へのアプローチは人間の数だけあって、景山さんや田中さんと話していても自分とのあまりの差に非常に驚く。バックギャモンはBotによってかなりの部分が解明されていると思う人は多いけど、
相手との駆け引きや試合のコンディション(時間など)を考えると、果てしなく深いゲームになる。
結局何が正しいかなんて誰にもわからない。

そして最終的には自分に行きつく。結局自分を鏡で16年間見てきたようなものだ。

バックギャモンには勝ち負けがあって、内容があって、その中で何を得られたか(成長)がある。
その3つが同様に大切だと思って生きてきた。チャンピオンというのは華やかなスポットライトの当たる決勝戦で最高のパフォーマンスを見せることではない。誰も見ていない赤坂例会の、何もかかっていないレーティング戦で同じ気持ちを保てるかどうかだと思う。

いままでそういった考えに疑いをもったことはなかっし、むしろ若い人をそうやって指導してきた。けど、でも本当にそうなんだろうか。

この1年間で私の周りであまりにも多くの人が亡くなった。祖母、皆上さん、弟。
元気だった人たち、まだ生きたかっただろう人たちが、いともあっさりと亡くなった。
周りの死は自分もいつか死ぬという当たり前のことをリマインドしてくれる。それはいつ来てもおかしくない。

人生は生きるためにある。

僕の人生はバックギャモンと共にあったし、少なくとも当分はバックギャモンを抜きにしては語れないだろう。バックギャモンは仕事じゃなくて生き方になっている。それを結果、内容、成長といったことだけに「矮小」していいんだろうか。自分は勝つためやよい内容を出すためだけにプレイしているわけではないし、それと同じように成長するためだけに生きているわけではないはずだ。

本来どうプレイしたっていいはずだ。勝っても負けてもいいし、成長してもしなくてもいい。
ふざけてやってもいいし、2手目を間違えてもいい。そういう自由がある中で、なにを選択するかじゃないか。どうも長いことセルフマインドコントロールにかかっていた気がする。

大学を辞めて両親のもとを離れて、はじめて自分だけのアパートに寝っころがった時に感じた自由というものを思い出した。

今後なにが変わるわけではないと思うけど、今日の発見は忘れないだろう。
(そして、この発見は僕の勝率に良い影響は与えないだろうとも気づいた。
そのことにドキリとするのは、まあ、しょうがない。)

アゼルバイジャンの花火師は日本のバックギャモンプレイヤーに影響を与えたことを知る由もないだろうけど、ありがとう。カンヌは今日も美しい。

世界チャンピオン 矢澤亜希子さんについて

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JBL websiteの速報の通り、矢澤亜希子さんがモナコの世界選手権を優勝し今年の世界チャンピオンとなりました。
日本人としては望月正行(2009)、鈴木琢光(2011)に次ぐ3人目、女性としても3人目の世界チャンピオンです。

心よりお祝いを申し上げます。鈴木琢光君、矢澤亜希子さんとはさんざん一緒にプレイしてきた仲なので、その3人が
3人とも世界チャンピオンになったのは夢のようです。世界中のプレイヤーがインターネットやBotを駆使して勉強、研究を重ね、
情報格差は減り続けているはずですが、これはただの偶然じゃなくて、狭い世界での密なコミュニケーションや研究と言うのは相変わらず
一番の近道なのかなと思いました。

矢澤さんはバックギャモンプレイヤーとしての活動をここ数年本格化させており、私や景山充人プロと世界各地の大会を転戦していました。
おそらくここ、1,2年での海外トーナメント滞在期間では彼女が一番なのではないでしょうか。
キャリアで一番輝かしいのは同世界選手権での2012年、13年のSuper Jackpotの2連勝でしょうか。このトーナメントは
最も賞金が高いサイドイベントですので、優勝するのは容易ではありません。
日本でのタイトル獲得歴は3期だけですが、プレイしていなかった期間もあるし、全てのタイトル戦に出ているわけではないので、
やはりこれも素晴らしいと思います。

彼女の強さはいろいろあるけど、あえて言うなら集中力と精神力の強さだと思います。
結構波があるタイプなのですが、良い日にはだれもかなわないと思う。
私も彼女には25pマッチ24-9から負けたことがあります。単純にマッチ勝率で考えると0.5%程度しか起きないはずで、
過去に一度も経験がありません。
あと、過去のブログにも書きましたが、深夜開始の
Super JPの準決勝、決勝戦もすごかった。あれはもう、鬼気迫るとしかいいようがない。
どちらも、他の人なら絶対に起きなかったと思うし、これからも起きないと思う。
あとはバックギャモンをやり続ける体力か。彼女と徹夜でプレイしてぼろぼろにやられた人はたくさんいると思います。


実は今年の世界選手権メインベスト4で私は矢澤さんと当たっています。(下が動画)
Mochy vs Akiko Yazawa 17p match Main semifinal - World Championship 2014 1/2


プレイ前にはこれに勝った方が優勝するなと言う確信がありました。勝った方はあと1勝でメイン優勝です。
メインを優勝すれば、敗者復活の優勝者と対戦する決勝戦は2連敗しない限り優勝ですし、この先これ以上に
強いプレイヤーがいるとは思えませんでした。
実は鈴木琢光さんが優勝した2011年もベスト4で彼に敗れていて、今回も負けた場合はKing Makerになると思いました。
しかし、私も負けることを考えていたわけではありません。このトーナメントはかなり調子がよくて自信を持ってプレイできており、
今まで世界選手権を2度優勝した人は3人しかいないのですが、矢澤さんに勝てば4人目になれると思っていました。

私はゲームをしながら相手のエラーやキューブの傾向、時間の使い方を見ながら戦い方を変えています。
彼女とはこれまで死ぬほどプレイして長所も短所も知り尽くしていますので、できるだけ悪い日の矢澤さんを引き出そうと
考えました。しかし、最初の3ゲームを通して私が見たのはベストか、それ以上の矢澤さんでした。これだけテンポよく、
自信を持ってプレイしている彼女は久しぶりに見ました。その後もブレイクをとったり、裏技や秘術を尽くして壊しにいったのですが、
彼女は最後までほぼ自分のペースを保ち、私は敗れました。

ブレイクのたびにお互いのプレイとエラーを思い出しながらプレイしていたのですが、結局このゲームは矢澤氏のほぼ最高の出来ではなかったのか、
と棋譜を解析に入れる前から確信していました。PRは予想通り1.9 vs 2.5と非常に良いものでした。

決勝戦は2連敗しなければ優勝と言うものでしたが、私はまったく安心はしていませんでした。そういうアドバンテージが一番怖くて、
1試合目を負けた時には相手に勢いがついていて不利になってしまうものです。だから、彼女には1試合目で仕留めるようにとアドバイスを
しました。ただ、他方では矢澤亜希子さんがここで2連敗して世界チャンピオンになれない、なんてことがあり得るわけがないと思っていました。
それはちょっと相当あり得ない。彼女は周りにそう思わせる星に生まれているんだと思います。

決勝戦のDMPでは下記のようなポジションまで追い込まれていました。
is Douglas Mayfield score: 9 pip: 114                           11 point match                           pip: 98 score: 9 is Akiko Yazawa XGID=-BC-C-CB-a-a---b-bbcb-bB--:1:-1:1:21:9:9:0:11:10 to play 21

eXtreme Gammon Version: 2.12.201.pre-release



でも、僕は「ああ、ここからの逆転は何度もみたなあ」と思ってみてましたし、やはり逆転しました。

終了後の涙を見て、僕はバックギャモンにいろいろなものを懸けているけど、彼女も僕とは違うものを懸けて戦ってきたんだなと、感慨深かったです。

本当におめでとう。

PR 4.0Club、新たに3人の達成者が出ました。

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アメリカで3人の達成者が出ました。Dmitriy Obukhov (3.66), Matt Cohn-Geier(2.93), Paul Weaver (3.76)の3人です。
これで全世界の達成者は7人になりました。

We have three new members to PR 4.0 Club. They are Dmitriy Obukhov (3.66), Matt Cohn-Geier(2.93) and Paul Weaver (3.76).
Dmitriy played 10 matches in NY Open, Cleveland and Novi.
MCG played 10 matches in Texas, Nordic Open and Chicago Open.
Paul played 10 matches in Novi and Carolina.


全てのメンバーは下記の通り。
All members of PR4.0 club are as follows.

Masayuki Mochizuki (JP)
Michihito Kageyama (JP)
Yoshiyuki Nakamura (JP)
Thanasis Katsios (GR)
Dmitriy Obukhov (US)
Matt Cohn-Geier (US)
Paul Weaver (US)


The link to 10 matches of Dmitriy Obukhov is HERE.

The link to 10 matches of Matt Cohn-Geier is HERE.

The link to 10 matches of Paul Weaver is HERE.

バックギャモンを初心者に教えることがある方へ

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バックギャモンを初心者に教えることがある方へ

この動画はすごい。ぜひ見てください。ニコ生なんで、視聴するにはログインする(アカウントを作る)必要がありますが、その価値はあります。
私は場当たり的に教えることが多かったので、この動画をみて大いに反省しました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm22766158

必勝法を教えようというアイデア、無数にある"格言"や"大事な事"をその必勝法に紐づけて
分かりやすく解説する方法論、そしてそれを短時間でプレゼンテーションする能力。
素晴らしい!

もう少し早くこれを見ていれば、昔教えたあの人もあの人もまだバックギャモンしてたかもしれないなぁ。などと考えさせられました。

同じページで見つけた世界選手権ラストゲームの動画も面白かった。
こうやって日本では盛り上がっていたのか。。。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm24216868

PR4.0クラブの棋譜アーカイブ (Match archives of member of PR 4.0)

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要望が多かったので、棋譜を1か所にまとめました。今後もこちらに追加していきます。

As requested by many, I just list all matches in one place. I will add more matches as we have new members.

Masayuki Mochizuki (JP) 2.54 All match (link to the post)
Michihito Kageyama (JP) 2.84 All match (zip format)
Yoshiyuki Nakamura (JP) 3.27 All match (link to the post)
Thanasis Katsios (GR) 3.87 All match (link to the post)
Matt Cohn-Geier (US) 2.93 All match (zip format)
Dmitriy Obukhov (US) 3.66 All match (zip format)
Paul Weaver (US) 3.76 All match (zip format)

名人戦準決勝の棋譜

キプロスの大会から帰ってきました

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ギリシャの大会とキプロスの大会から帰ってきました。

結果
ギリシャの大会(Total: 10-5)
メイン 4-3
ダブルス 4-0 優勝
ウォームアップ 1-1
キューブレス5pトーナメント 1-1

キプロスの大会 (Total: 1-5)
メイン1-2
ラストチャンス0-1
ダブルス0-1
SUPER JP 0-1

ギリシャの大会はまあまあの成績で、妻と組んで出たダブルスで優勝できたのは収穫でした。賞金的には大したことなくても、今後の家庭平和に効いてきます。


キプロスの大会は結果から見て分かる通り散々でした。なにしろ、試合数が6試合しかないのですから話になりません。今年最悪の結果でしたが、PRを見る限り2点台でしたので、パフォーマンスは通常通りでした。
相手を読んでアクションを変えるというところでうまくいかなかった気がします。すべて裏目に出てしまいました。

レクチャーは102人参加とこちらは大成功。


クイズを10問出してみんなに解いてもらいました。興味のある方は下記リンクからどうぞ。
http://www.slideshare.net/masayukimochizuki1/mochys-backgammon-quiz-in-cyprus-2014

次は11月18日-25日までラスベガスに行ってきます。U25代表の野口翔平君と共に戦ってきます。景山、矢澤プロも参戦すると思います。今年の遠征はこれで終わりの予定で、来年からはNew York、Texasなどを皮切りにシーズンを開始する予定です。

バックギャモン ラスベガスオープンに参加して

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11月19日~23日まで、Las Vegas Open 2014に参加してきました。

会場はフラミンゴホテルです。ここはストリップにあるのにホテル代は安くて割とお得だと思います。
その代わり部屋はそこそこですね。今回はU25代表の野口翔平君と部屋をシェアしました。

この大会、Websiteは10年使いまわしているし、FacebookもTwitterもメールによるお知らせも、告知らしきものはほとんどしないのですが、今回も200人近くの人が集まっていました。スタッフも長年同じで運営が安定している事や、ラスベガスというネームバリューのすごさなのでしょうか。うまくすれば300人超の大会になる可能性もあると思います。
個人的に気に入っているのは部屋が広くてゆったりプレイできる事、日数が長い事(5日間)、その結果ポイント数がメインもSuper Jackpotも15pと長い事です。表彰式がなく、Stream配信はおろか写真のUPすら全くない事が残念な点です。

今回参加した種目は下記の通り。
Super Jackpot ($1000 + Side Pool $250)
Main ($500 + Super Side Pool $1000 + Side Pool $100)
Doubles ($300 + Side Pool $100)

Super Jackpotは32人参加で、コンソレーション無しのK.O.式トーナメントです。ベスト4以降に賞金があります。3回勝つだけで賞金がもらえるし、優勝したらかなり大きいので、強い人とハイローラー(お金持ち)に人気のトーナメントです。
1回戦はいきなり世界チャンピオンの矢澤亜希子氏と当たりました。まあSuper Jackpotでは弱い相手はほとんどいないので、特に気にしていません。過去に何十試合とやっているので手の内が分かっている分やりやすいという意味はあります。

試合はクロックなしでやったために4時間ぐらいかかった気がします。お互いに気にしないのであればクロックなしの試合が一番実力が出て、いい試合になると思います。ただし、体力を余計に使うので自分のその後のトーナメントには響いてしまいます。試合内容もよく、エラーレートは2.0を出して勝利しました。

○望月正行 vs 矢澤亜希子× エラーレート 2.0 vs 4.7 棋譜はこちら

2回戦はBackgammon Giants Ranking 5位のMatt Cohn-Geierです。強い人と連続でプレイできるのは幸せですね。11-6/15pで1手キューブを早く打ったために4点負けて逆転されてしまいました。最後はお互い時間が無くなってエラーレートが悪くなりました。

×望月正行 vs Matt Cohn-Geier○ エラーレート 2.3 vs 3.6 試合は負け棋譜はこちら

これでSuper Jackpotは終了。

メイントーナメントは88人参加なのですが、1回戦負けるとリエントリーできます。64の枠が埋まるまでは何回でもリエントリーできるようなので、2回リエントリーした人もいるようです。ということで、リエントリーを含めると実質128人参加と言えます。

私の1回戦の相手はRay Fogerlundで、1-4/15pから4倍のキューブを引かされてギャモン負けして終了。
仕方ないので即リエントリーして、Wayne Feltonというイギリスの方に勝ちました。

○望月正行 vs Wayne Felton× エラーレート 2.8 vs 8.9 棋譜はこちら

これで何とか初日は抜けました。次の日に行われたL64はDennis Culpepperさんと。彼は好紳士でマナーが良く
快適にプレイできる相手でした。途中でコーヒーを頼みもしないのにおごってくれたのを覚えています。
棋譜はこちら。

L32はMario Sequeiraさんと。以前はかなり勝ちにこだわるタイプだったと思うのですが、最近はそうでもない気がします。少し丸くなってきた印象を受けます。棋譜は残っていないのですが、勝利。

L16はAlfred Unesさんという南米の方と対戦しました。(ブラジル?)とにかくプレイが早いのと、キューブを何でも引くタイプでした。2-9/15pで負けていたのですが、あり得ないアーリーキューブが来たのでテイクして、4倍をかなり遅めに返しました。

is Unes Alfredo score: 9 pip: 133               15 point match               pip: 87 score: 2 is Mochy XGID=-aCBBbBBA--Cb----a-bb-cb--:1:1:1:00:2:9:0:15:10 on roll, cube action? Analyzed in XG Roller++ No redouble Redouble/Take   Player Winning Chances: 77.06% (G:20.37% B:0.23%) 79.06% (G:19.17% B:0.19%)   Opponent Winning Chances: 22.94% (G:2.77% B:0.07%) 20.94% (G:2.68% B:0.09%)   Cubeless Equities +0.758 +1.931Cubeful Equities     No redouble:+1.088     Redouble/Take:+1.914 (+0.826)     Redouble/Pass:+1.000 (-0.088) Best Cube action: Too good to redouble / PassPercentage of wrong take needed to make the double decision right: 9.6%

eXtreme Gammon Version: 2.12.201.pre-release, MET: Kazaross XG2



遅めにというかToo goodなのですが、彼はこれを0.1秒でテイク。うまい事8点勝つことができました。しかし4away-2awayのゲームで
ブランダーを犯して敗れました。
is Unes Alfredo score: 13 pip: 88               15 point match               pip: 95 score: 11 is Mochy XGID=--DC-DB--aa--a-----bbccBb-:1:-1:1:54:11:13:0:15:10 to play 54 1.XG Roller++6/1 5/1eq: -0.664Player:Opponent:16.16% (G:0.64% B:0.01%)83.84% (G:14.72% B:0.36%) 2.XG Roller++23/18 5/1eq: -0.704 (-0.040)Player:Opponent:12.72% (G:2.08% B:0.04%)87.28% (G:22.68% B:0.59%) 3.XG Roller++23/14eq: -0.791 (-0.127)Player:Opponent:9.74% (G:0.72% B:0.02%)90.26% (G:20.10% B:0.44%)

eXtreme Gammon Version: 2.12.201.pre-release, MET: Kazaross XG2



このスコアですので、ついつい強気に23/18を確定したくなります。しかし、ピップは互角ぐらいですし、飛び出すとSHOT数が多すぎるし、SHOTをもらえることもほとんどありません。じっくりとボードを壊して耐えるのが正解でした。

×望月正行 vs Alfred Unes○ エラーレート 3.0 vs 8.8 棋譜はこちら

これでコンソレーション(敗者慰安戦)に回ります。

Last 32 
○望月正行 vs Pete Anderson× エラーレート2.4 vs 8.5 棋譜はこちら

Last 16
○望月正行 vs Charles Raichle× エラーレート 3.8 vs 5.5 棋譜はこちら
これはエラーレート的には今大会で一番やってしまった試合です。

Last 8
○望月正行 vs Ted Chee× エラーレート2.3 vs 9.8 棋譜はこちら
マネーラウンドです。DMPでの54と55が非常に面白いプレイでした。

Last 4
×望月正行 vs Dennis Culpepper○ エラーレート3.0 vs 5.8 棋譜はこちら
なんと、メインで倒したDennisがコンソレーションを勝ち上がってまた当たりました。今回は残念ながら負けてしまいました。
コンソレーション4位ですので賞金は獲得しましたが、あまりにも微妙な額でした。

続く


日刊スゴイ人!に載りました

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日刊スゴイ人!でインタビューされて本日のメールマガジンに載りました。
http://sugoihito.or.jp/



昨日の人(Chao)さんとか見ると、本当にスゴイ人だなって思います。それに比べて私なんかが載っていいのかもわかりませんが。


このスゴイ人は毎日新しい人を紹介するメールマガジンで、ボランティアで事業をなさっているとのこと。日本をメルマガから良くしていきたいと主催者の人はおっしゃっていました。登場人物は紹介の連鎖で成り立っているとのことで、僕はロバートハリスさんを紹介するつもりです。
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